(photo by ki, 2005)
1929年、東京生。戦時中は、旧制中学3年から勤労動員で、敗戦後も結核になり、新制に換算して中学・高校6年のうち、3年間一寸しか学校へ通えず。7年間の療養の後、 1954年大学入学資格検定試験パス。青山学院大学の神学科に1955年入学。
その後、学部、大学院博士課程修了。 1962年に日本キリスト教団の補教師になり、これは現在まで。
1964−69年アメリカのドゥルー大学に留学。Ph.D. (in Theology) 取得。
帰国後青山学院大学神学科で教え始めるが、学園紛争に巻き込まれ、1977年、青山大を辞任。国立音大に移る。
1995年、定年退職。現在にいたる。
青山辞任のときは、ひどい「鬱」になり、慈恵医大の精神科に通って、国立音大のほうは移籍後半年休職した。ただ「鬱」は免疫ができないのが特徴で、したがって繰り返すが、その時々で「鬱」をいかに克服するかということが、小生がものを考えたり書いたりするときの、起動力になっているところがある。
自分では、ロマンティカーであると思っている。実際、この国ではバルト的神学(反ロマンティシズム)が有力だが、ロマンティズムの神学というのは、この国では特異だと思う。
ただここで言うロマンティシズムとは、合理主義に対向した西洋近代の情緒的ロマンティシズムではなく、いわば東洋的・禅的ロマンティシズム。それがイエスの基本的意図でもあったと確信している。そのことを礼拝でも少しずつ検討している。
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